Photo Mirage

- 光の幻影 -

瑞香

瑞香
新しいレンズを買った。病み上がりの快気祝いだと自分に言い聞かせて。
写真の花はジンチョウゲ。漢名で『瑞香』と書く為、ズイコウとも呼ばれる。
瑞香のつぼみは桃色だが、花が咲くと美しい白色に変わる。
その鮮やかな変化が楽しみで、毎年この時期を待ち遠しく想う。

撮影機材:α55 + TAMRON 18-270mm F/3.5-6.3 Di II PZD

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円瞳 - reminiscence #020 -

円瞳
なんとも不思議な光景だ。自分の視線のすぐ横に、キリンの顔がある。
まるで昔からの知人と会話をするように向かい合う。
「やあ、今日もいい天気だね。」『そうだね。少し眠いよ。』
そんな風に、円らな瞳が話し掛けて来そうだ。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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夕愁 - reminiscence #019 -

夕愁
日が沈む。池に浮かぶ船の上で、名も知らぬ鳥達が羽根を休める。
空が薄紫色から濃い藍色へと変わっていく時、人は寂しさを感じる。
退いては寄せるさざなみのように、人の想いは小さく揺らぐ。
もうすぐ夜が来る。感傷に浸るのは辞めておこう。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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昂揚 - reminiscence #018 -

昂揚
木陰で空を見上げると、そこには紅葉が輝いていた。
光の粒の中で、弾けるように。踊るように。
紅葉は秋の終わりを告げる使者だ。しかし、そこに悲壮感はない。
まるで気持ちを高ぶらせるように、ただ輝いていた。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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独立 - reminiscence #017 -

独立
都会の喧騒を離れ、しばし晩秋の庭園を楽しむ。
少し肌寒い風が吹く中、その花はひっそりと咲いていた。
花の名はアザミ。花言葉は『独立』。俺ももう独立して早7年。
俺はこのアザミのように、小さくとも凛として咲いているだろうか。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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空白 - reminiscence #016 -

空白
2年間……空白があった。いや、もっと長かっただろうか。
心の病。定まらぬ想い。人生に迷い続ける日々。
ようやく、写真を見つめ直す事が出来るようになった。
もうすぐ春だ。きっとまた、やり直せるさ。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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陸橋

陸橋
高速道路の上を陸橋が渡る。青い空に青い橋梁が映える。
出来たばかりのその陸橋は、空の色をそのまま反射させて輝く。
眩しい光に目を細めながら、
人が持つ技術力の素晴らしさに少し感動した。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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追想

追想
完成したばかりの道路の中央に立ち、カーブの先を見つめる。
カメラを低く構えた時、何か懐かしいデジャヴュを感じた。
…そういや高校生の頃、こんな感じの3Dのレースゲームの画面を見て感動したっけな。
あれからずっと、俺は車が大好きだ。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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幼心

幼心
『つまんない。おかあさん、まだ?』…幼い子供の声が聞こえてきそうだ。
高速道路の開通式典での一コマ。
普段ならあり得ない光景。子供にとっては、ただ大きいだけの壁。
不思議な空間に、何かユーモラスな空気が流れていた。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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一閃

一閃
写し出すのは、ほんの一筋の合焦点。
それ以外の全てのものはぼやけ、背景に溶け込んでいく。
シンプルであるが故に難しい。それがマクロレンズの美しさ。
まるで時間を止めてしまうかのような、一閃の煌き。

撮影機材:α55 + DT 30mm Macro SAM

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<2013年2月3日>
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