Photo Mirage

- 光の幻影 -

瑞香

瑞香
新しいレンズを買った。病み上がりの快気祝いだと自分に言い聞かせて。
写真の花はジンチョウゲ。漢名で『瑞香』と書く為、ズイコウとも呼ばれる。
瑞香のつぼみは桃色だが、花が咲くと美しい白色に変わる。
その鮮やかな変化が楽しみで、毎年この時期を待ち遠しく想う。

撮影機材:α55 + TAMRON 18-270mm F/3.5-6.3 Di II PZD

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円瞳 - reminiscence #020 -

円瞳
なんとも不思議な光景だ。自分の視線のすぐ横に、キリンの顔がある。
まるで昔からの知人と会話をするように向かい合う。
「やあ、今日もいい天気だね。」『そうだね。少し眠いよ。』
そんな風に、円らな瞳が話し掛けて来そうだ。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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夕愁 - reminiscence #019 -

夕愁
日が沈む。池に浮かぶ船の上で、名も知らぬ鳥達が羽根を休める。
空が薄紫色から濃い藍色へと変わっていく時、人は寂しさを感じる。
退いては寄せるさざなみのように、人の想いは小さく揺らぐ。
もうすぐ夜が来る。感傷に浸るのは辞めておこう。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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昂揚 - reminiscence #018 -

昂揚
木陰で空を見上げると、そこには紅葉が輝いていた。
光の粒の中で、弾けるように。踊るように。
紅葉は秋の終わりを告げる使者だ。しかし、そこに悲壮感はない。
まるで気持ちを高ぶらせるように、ただ輝いていた。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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独立 - reminiscence #017 -

独立
都会の喧騒を離れ、しばし晩秋の庭園を楽しむ。
少し肌寒い風が吹く中、その花はひっそりと咲いていた。
花の名はアザミ。花言葉は『独立』。俺ももう独立して早7年。
俺はこのアザミのように、小さくとも凛として咲いているだろうか。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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空白 - reminiscence #016 -

空白
2年間……空白があった。いや、もっと長かっただろうか。
心の病。定まらぬ想い。人生に迷い続ける日々。
ようやく、写真を見つめ直す事が出来るようになった。
もうすぐ春だ。きっとまた、やり直せるさ。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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陸橋

陸橋
高速道路の上を陸橋が渡る。青い空に青い橋梁が映える。
出来たばかりのその陸橋は、空の色をそのまま反射させて輝く。
眩しい光に目を細めながら、
人が持つ技術力の素晴らしさに少し感動した。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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追想

追想
完成したばかりの道路の中央に立ち、カーブの先を見つめる。
カメラを低く構えた時、何か懐かしいデジャヴュを感じた。
…そういや高校生の頃、こんな感じの3Dのレースゲームの画面を見て感動したっけな。
あれからずっと、俺は車が大好きだ。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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幼心

幼心
『つまんない。おかあさん、まだ?』…幼い子供の声が聞こえてきそうだ。
高速道路の開通式典での一コマ。
普段ならあり得ない光景。子供にとっては、ただ大きいだけの壁。
不思議な空間に、何かユーモラスな空気が流れていた。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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一閃

一閃
写し出すのは、ほんの一筋の合焦点。
それ以外の全てのものはぼやけ、背景に溶け込んでいく。
シンプルであるが故に難しい。それがマクロレンズの美しさ。
まるで時間を止めてしまうかのような、一閃の煌き。

撮影機材:α55 + DT 30mm Macro SAM

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輝影

輝影
初めて、マクロレンズを買った。発売以来、ずっと欲しかったレンズだ。
ドキドキしながらカメラに取り付け、被写体に構えてシャッターを切る。
どうだろう…そこに写っていたのは幻想の世界。現実を写すべきカメラが非現実を写し出す。
圧倒的な美しさに、しばし酔いしれた。

撮影機材:α55 + DT 30mm Macro SAM

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休日

休日
物書きを生業にして早3年。休日らしい休日はなかなか感じた事が無い。
今日も記事のネタ作りの為、iPhoneで撮影テスト。
最近のスマートフォンのカメラは随分と性能が上がったものだ。
PCで画像をチェックしている時間が、俺にとっては休日のひとときかも知れない。

撮影機材:iPhone 4

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雄姿

雄姿
日本人のやる事には、時々本気で笑ってしまう事がある。
実物大のガンダムを作ろうなどと、どこの誰が言い出したのだろうか。
近くで見れば見るほどに、あまりの精巧さに圧倒されるその姿。
だからこそ、ただの後姿すらもドラマチックに見えてくるのかも知れない。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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飛翔 - 花宴鳥艶 #006 -

飛翔
カメラを変える事で、見える世界が広がる事もある。
コンマ1秒の決定的な瞬間を捉えられなければ写せない世界がある。
高倍率レンズのズームをテレ端いっぱいに伸ばし、秒間10コマのシャッターを切り続ける。
そこに残されたのは、獲物を狙う一瞬の気迫だった。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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創像 - 花宴鳥艶 #005 -

創像
またもや人の理解を超える鳥に遭遇。鳥の名はオオオニハシ。
こんな玩具のような鳥を誰が創造し得ようか。
ただの置物なのかと手を伸ばしてみたら、ゆっくりとこちらを向いた。
『ボクは本物の鳥だよ。』…そう言われた気がした。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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華憐 - 花宴鳥艶 #004 -

華憐
鳥達が集う池に咲く、一輪の蓮の花。
凛とした姿を陽光に高く掲げ、その存在を主張する。
その美しさは、色とりどりの鳥達に負けじと踏ん張っているかのようだ。
どうやらその主張は、見る人々へ見事に届いていたようだった。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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極彩 - 花宴鳥艶 #003 -

極彩
鳥の名前はキンムネオナガトリムク。
もしこの鳥を見た事が無い人に色を塗ってくれと頼んだら、
果たしてこんな色で塗り分けただろうか。
自然の凄さを垣間見る生き物だ。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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相愛 - 花宴鳥艶 #002 -

相愛
たくさんの鳥達が飛び交うその中で、ひっそりと寄り添う2羽のインコが居た。
まるで愛撫するかのようにお互いの毛繕いをする様子に、大人気なく少し嫉妬した。
暖かで外敵も無く、食べ物にも困らない人工の楽園。
そこで彼等は愛を育む。誰にも邪魔されずに。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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静視 - 花宴鳥艶 #001 -

静視
ミミズクは殆ど動かない。
じっとこちらを見つめたまま、まるで彫像のように静止している。
カメラのファインダー越しに、その視線が少し怖くなった。
シャッターを切り、そっとカメラから目を外しても、まだこちらを睨んでいた。

撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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隣人 - 生命探訪 #003 -

隣人
チンパンジーと人のDNAには、約1.7%の違いしか無いのだという。
たったそれだけの違いが、ガラスの檻のこちら側と向こう側に分けている。
その隣人達は、木の上から何を想い人を見下ろすのか。
案外、観察されているのは人間の方かもしれない。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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藹藹 - 生命探訪 #002 -

藹藹
長く影を延ばす冬の夕焼けの中、アカカワイノシシが2匹並んで眠っている。
寒い風など気にもせず、仲良く体を寄せながらすやすやと気持ち良さそうに。
彼等はどんな夢を見ているんだろう。
時々ぴくぴくと動く耳を見ながら、その夢の中身が気になった。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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眼光 - 生命探訪 #001 -

眼光
その鳥の名は、シロミミキジ。
遥か遠く、チベットの山奥から連れて来られたのか。それとも、この動物園生まれなのか。
…まあ、どちらでも同じ事か。
狭い格子の向こう側から覗かせる鋭い視線には、野生の色は宿っているのだから。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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朝色

朝色
朝目を覚まして、ふらふらとキッチンへ足を運び、いつものようにコーヒーを入れる。
メールチェックをしようとベッドサイドに座った時、ノートPCの上に落ちた影にふと目が行った。
ああ、今日はいい天気だな。
コーヒーの香りが漂う部屋に、金色の光が溢れていた。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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交鎖

交鎖
観覧車に乗るのは何年ぶりだろう。
夜の訪れと同じ速度で、ゆっくりとゴンドラは昇っていく。
窓の外を見れば、そこには小さな小さな街の姿と巨大な観覧車の構造物。
その2つの対比が面白くて、しばらくぼうっと眺めていた。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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邂港

邂港
時々、桜木町を歩きたくなる。
何度も来ている街なのに、いつもそこには新しい発見がある。
何も変わらないようでいて、常に何かが変わっている街。
港にまた、夕闇が降りる。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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懐新

懐新
まるで昭和中期に戻ったような、懐かしくも温かな1枚。
こんな写真が、21世紀のモバイルデバイスで撮影出来るのだ。
レトロデザインのトイデジカメが持つ存在感を、モノトーンの世界が際立たせる。
古さと新しさが生み出すコントラストの妙。良い時代になったものだ。

撮影機材:iPhone 3GS

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感謝

感謝
美味しい料理、愉しい仲間、待ちきれずに空いたグラス。
幸せな時間は、経つのが速い。
今年も夏も、あっという間に過ぎていった。
みんな、ありがとう。

撮影機材:Rolleiflex MiniDigi AF5.0

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遊想

遊想
俺はオモチャが大好きだ。特に変形するオモチャが大好きだ。
パズルのようにパーツを動かし、思いもよらぬ形へ変化するのがたまらなく面白いのだ。
お気に入りのロボットにポーズを取らせ、パチリと1枚記念撮影。
どうだい?なかなかカッコイイだろう♪

撮影機材:Cyber-shot DSC-T900

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春巡 - 桜香十篇 #010 -

春巡
『嗚呼、桜の季節か…』並木を遠目に眺めながら、そこでためらう人も居る。
別に桜なんて。毎年咲くじゃないか。わざわざ見に行かなくても…。
だけど、それは違う。毎年咲くからこそ、毎年見に行こう。
春は巡る。人の営みも巡る。巡る季節が、きっと幸せを運んで来てくれる。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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透花 - 桜香十篇 #009 -

透花
引けば淡く桜色に。寄れば透き通る純白に。
桜の花ほど様々な表情を見せる花も珍しい。
日本人はこの花の、一体どこに惹かれ続けてきたんだろう。
分からない。分からないが、どうしても惹かれてしまう。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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夫婦 - 桜香十篇 #008 -

夫婦
桜の花びらが散る小川に目をやれば、そこにはカルガモの新婚さん。
これはこれは。仲睦まじい事で。
独り身の俺は、カルガモ相手だというのに少し嫉妬。
当のお二人さんは、そんな事はお構いなし。当たり前か♪

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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壱凛 - 桜香十篇 #007 -

壱凛
大木の端で、遠慮がちに咲く桜が一輪。
空へと伸びる立派な枝とは違い、若い枝は謙虚に花を開かせる。
その姿は、どこか人にも通じるものがある。
いつかきっと、大きな枝となって大輪を開かせるのだろう。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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六芒 - 桜香十篇 #006 -

六芒
桜並木の木陰に、ひっそりと咲くハナニラの花。
決して派手には主張をしない、清楚な純白の六芒星。
その端正な姿は、まるで神を奉る巫女のようだ。
桜が神の宿る木ならばこそ、その下にひっそりと咲くのかもしれない。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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桜来 - 桜香十篇 #005 -

桜来
ヒヨドリが桜の蜜に誘われてやって来ていた。
桜で春を感じるのは、人間だけではないらしい。
首をかしげながら、どの花に嘴を入れようかと迷っていた。
これだけ桜が咲いていては、迷うのも無理はない。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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紫輝 - 桜香十篇 #004 -

紫輝
地を這うようにして咲く、一面の芝桜。
ハッとするほどの紫、紫、紫。
まだまだ肌寒い風が吹く中で、力強く陽光を浴びている。
春が来たぞと、みんなで揺れている。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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競奏 - 桜香十篇 #003 -

競奏
春の主役は桜ばかりじゃないよ!
…菜の花に、後ろからそう言われた気がして振り向いた。
見事なまでの、黄色と白の競演。思わずシャッターを切る。
コントラストの美しさに、暫く言葉が出なかった。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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川面 - 桜香十篇 #002 -

川面
音もなく、静かに静かに流れていく川面に桜並木。
これが街の真ん中を流れる川だと言うのか。
ファインダー越しに、一瞬風景が消えた。
ただひたすらに、花の香りだけが川面をたゆたっていた。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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杓杖 - 桜香十篇 #001 -

杓杖
春麗らかな快晴の下、凛と天を目指す桜。
その姿はまるで、人々の幸せを願い、シャンと鳴り響く杓杖のようだ。
桜の花の命は短い。だが、それを嘆く姿はどこにも無い。
『春は来た!強く生きよ!』…そう、教えられた気がした。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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緑香

東風
新しいカメラを買った。
何歳になっても、新しいものを手にした時の楽しさは格別だ。
はやる気持ちを抑えられず、庭先で芽吹く蝋梅を撮った。
そこに写し取られた若葉から、春の香りがした。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T900

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星天 - 知的探求 #004 -

星天
子供の頃、白い息を吐きながら冬の夜空を見上げていたのを思い出す。
星を指差し線で結んで星座を作っては、寒さも忘れて喜んでいた。
21世紀。日本の夜空に星は殆ど見えなくなってしまった。
一抹の寂しさを覚えながら、プラネタリウムの美しい星空に感嘆の息を吐く。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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懐想 - 知的探求 #003 -

懐想
日本の古民家を尋ね、山道を歩く。
俺が子供の頃には、まだ少しこんな風景が残っていた。
今はもう、文化財として守られるのみの日本の原風景。
日本人の心まで、文化財指定されないように願いたいものだ。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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爆発 - 知的探求 #002 -

爆発
少年時代、一度は芸術の世界に憧れ、そして挫折した俺には、
天才の考える芸術なんて理解出来よう筈もない。
故・岡本太郎氏が創り上げた巨大な塔を見上げながら、
凡人の頭で『凄いなぁ』などと、凡庸な事ばかり考える。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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鋼潔 - 知的探求 #001 -

鋼潔
その機関車は、かつてデゴイチと呼ばれて人々に愛された。
現役を引退した今でも、デゴイチと呼ばれて愛されている。
この機関車は、未来永劫デゴイチと呼ばれて愛され続けるだろう。
使命を全うした高潔なる鋼の塊は、世界一の幸せ者かもしれない。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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原姿 - 西彩紀行 #004 -

原姿
名も知らぬベゴニアの原種。
豪華絢爛と咲き誇る品種改良されたベゴニアの隣で、ひっそりと咲いていた。
俺はこちらの、原種の方が好きだ。
素朴で素直な咲き方が大好きだ。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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赤肌 - 西彩紀行 #003 -

赤肌
城ヶ崎の海岸線を覆うアカマツの林。
そのゴツゴツとした木肌に触れると、ひんやりと気持ちがいい。
立ち止まってみなければ、決して気が付かない自然の美しさ。
それは壮大なものばかりじゃない。今この目の前にもある。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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薄美 - 西彩紀行 #002 -

薄美
ススキとは、漢字で『薄』もしくは『芒』と書くらしい。
どこにでもある植物。子供は面白がるけれど、大人には見向きもされない。
存在感が薄いから『薄』と書く訳ではないようだけど、
こんなにも力強く美しい植物には、少々失礼な文字だと思った。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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凛花 - 西彩紀行 #001 -

凛花
寒風吹き荒ぶ断崖絶壁に低く生えるイソギクの花。
決して華やかな訳でもないその花に、思わず魅入ってしまう。
どんなに厳しい場所でも、凛としてその花弁を空にかざす。
生きようと上を向き続けるその強さに憧れる。その執念に見惚れる。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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幻飾

幻飾
見慣れた街の風景が、突然幻想の世界に変わる。
鮮やかなブルーの電飾が、手を繋ぎ言葉を紡ぐ恋人達を静かに照らす。
クリスマスの季節だけに訪れる、特別な時間。
いつまでも終わらないで欲しいと、少しだけ想う瞬間。

撮影機材:Rolleiflex MiniDigi AF5.0

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花霞

花霞
世の中、綺麗な女性というのは居るもんだ。
素晴らしい舞台を用意され、美しく着飾っているからかもしれないが、
花も霞むほどの美しさとは…。
いやいや、ボケ味を楽しんでいるだけですよ、本当ですよ。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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光海

光海
雨雲の垂れ込める夕の入り。少し深く時間の進んだ先。
絢爛と輝く横浜の夜景に、昔寄り添った女性を思い出す。
…後悔?いや、もうそんな感覚も忘れたか。
セルリアンブルーに揺らめく海に映る感傷は、セピア色だった。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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甘誘

甘誘
カカオとバターとミルクの香りがとろけあい、
甘い甘いチョコレートの誘惑となって鼻をくすぐる。
俺は甘い物に目が無い。甘くてほろ苦いチョコレートが大好きだ。
そんな俺の性格は、やっぱり自分に甘かったりする。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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火艶

火艶
小さくとも鮮やかに咲き誇る真紅の花・ペンタス。
蛇の舌のような白い雌しべが、チロチロと妖しく淫猥に虫を誘う。
その姿はまるで、世の男性を魅了するアラブの踊り子のようだ。
情熱的に、そして官能的に。艶やかな炎の揺らめきを感じさせた。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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小粋

小粋
ちょっと面白いモノを見つけた。カメラ型の小さなペンダント。
キラキラと輝くレンズの銀縁に魅せられ、思わずお買い上げ。
ファインダーを覗き込むその胸元で、カメラ型のペンダントが揺れて煌く…。
それもまた小粋でイイかなぁ、なんて♪

撮影機材:Cyber-shot DSC-T10

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街空

街空
横浜という街を象徴する風景。それは空にある。
ここはビルの屋上。港の涼しい風が吹き抜けていく。
ベンチの脇に植えられた木の陰から、クレーンを静かに見上げた。
まだ上を目指そうというのか…。空は年々狭くなっていくんだな。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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買楽

買楽
俺の雑貨好きも困ったものだ。
雑貨屋と見れば、見境無しに入ってしまう。
子供向けの玩具、女性向けのアクセサリー。何を見ても目を輝かせてしまって。
そんな嬉しさや抑え切れない高揚感は、写真に残せているだろうか。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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大作 - 冒険散歩 #004 -

大作
『これでボクもカメラマンだよ♪』
小さなペンダントを首から提げ、嬉しそうに俺に語り掛ける。
その小さなカメラが本物だったら、一体どんな写真が撮れるのだろう。
彼ならきっと、もっともっと小さな大作を撮ってくれるに違いない。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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憧憬 - 冒険散歩 #003 -

憧憬
出来るだけ高く木の上へ登ろう。
そしたらきっと、あの大きな空にも手が届くぞ。
…望んでも手に入らない事はよく知ってる。
だからこそ彼は木に登り、憧れの眼差しで空を見上げる。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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思案 - 冒険散歩 #002 -

思案
窓辺の椅子に座り、少しだけ休憩。
ガラス越しに大きな世界を眺めながら、思案。
まあ、実は何も考えてなかったりするんだけど♪
お気楽こそが彼の持ち味。彼の冒険の醍醐味。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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上々 - 冒険散歩 #001 -

上々
小さくて雄大なる大冒険の主役は、カエル君。
午後の日差しの下、悠々と空を仰ぎ見る。
気分は上々。人間にとってはなんて事のない椅子も、
彼にとっては心強い豪華客船のようだ。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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幾何

幾何
自然界の法則は、実に単純だ。
フラクタル幾何学…そんな言葉で片付けようとする学者も居る。
こうしてサボテンを見ていると、それもまた真ではないかと感じてしまう。
そのトゲとトゲの均一な隙間に、数式を見つけたくなってしまう。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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朝絹

朝絹
朝8時。少々遅い起床。俺も随分と気ままなものだ。
間の抜けた大きなあくびと共に、軒下から空を見上げれば…朝顔。
絹のように薄く柔らかな花びらが、薄曇の弱い日差しを纏っていた。
まるで天女の羽衣のようだった。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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朴憐

朴憐
ひっそりと草陰に咲く花。ニチニチソウ。
どこにでもありふれた、“華のない花”かもしれない。
だけど、俺はそんな花が好きだ。
可憐に咲き誇らなくても、俺はいつでも見ているよ。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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螺旋

螺旋
太古の昔、この地球上に生きていたもの。
生物が石になる。それだけでも不思議だというのに、
この螺旋はその息吹をメノウの煌きに変えてくれた。
その神秘と神の気まぐれに、俺はいつも魅せられて酔う。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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黙馬 - reminiscence #015 -

黙馬
「この木馬、よく出来てるよね。」『…そう?』
小さなテーブルを挟んで、彼女と気の無い会話。
躍動感と沈黙の隙間。木馬は何も語らない。
まるで2人の心を覗き見るように、じっとこちらの様子を窺っていた。

撮影機材:DiMAGE Xt

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褐色 - reminiscence #014 -

褐色
褐色に焼けた肌が眩し過ぎる。
彼等を表現する言葉をイロイロ探したが、
どうにも『褐色』の2文字しか見つかりそうにない。
彼等は夏が作った芸術品だ。夏にバンザイ!

撮影機材:DiMAGE Xt

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蒼風 - reminiscence #013 -

蒼風
真っ青な空に真っ直ぐ伸びるビル。
距離感を麻痺させるほど澄み切った空気。
ガラスに映る空が、もう1つの世界を作り出す。
2つの世界を結ぶように、風が吹き抜けていく。

撮影機材:DiMAGE Xt

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達磨 - reminiscence #012 -

達磨
だるまさんとにらめっこ。
子供の頃、彼には散々お世話になった。
御役御免となった今でも、彼は俺を見守ってくれている。
感謝の気持ちを込めて、記念撮影。

撮影機材:DiMAGE Xt

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春歓 - reminiscence #011 -

春歓
季節の訪れを、花の色で知る事が出来るのは幸せだ。
淡い桃白色の梅の花が、踊るように咲いている。
まだまだ弱い陽の光を浴びて、春が来たと精一杯歓ぶ。
心なしか、風も温かかった。

撮影機材:DiMAGE Xi

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有閑

有閑
薄曇の午後。女性を誘って他愛の無い会話。
妙に間延びした時間の中で、間延びした2人の距離を写してみる。
ピントも合わなければ画角の収まりも悪い、どうしようもない写真。
素晴らしかったのは、そんな自分を在りのままに残せた事くらいか。

撮影機材:Rolleiflex MiniDigi AF5.0

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怪画

怪画
なんと奇妙な…なんと不思議な。
まるでリトグラフのような色彩を放つ、正方形の異空間。
トイデジカメが“トイデジカメである”と胸を張っている。
そんな意固地なところが、俺は好きだ。

撮影機材:Rolleiflex MiniDigi AF5.0

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至寂

至寂
まるで音を立ててはいけないかのような空間。
静かに息を潜ませ、その場の暗闇をゆっくりと吸い込む。
ふと見れば、物想いに何かを書き綴る青年が1人。
何を書いているんだろう…ぼんやりと考えながら、また暗闇を吸う。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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連歌

連歌
今にも泣き出しそうな雨雲の下、横浜・赤レンガ倉庫を歩く。
かつて日本が開国に沸き立っていた頃を想像した。
様々な言葉が頭をよぎっては消えていく。
俺に短歌の才能は無いな…そう思いながら、言葉を胸にしまった。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3

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閃香

閃香
小さな世界で満足していた自分が、初めて手にした一眼レフ。
何も分からないまま、興奮と緊張の中でシャッターを切った。
そこはもう、自分の知らない世界。自分の中に無い世界。
暗闇に浮かぶ線香花火はどこまでも美しく、鮮烈に香っていた。

撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3



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遊瞬

遊瞬
真剣に写真と向き合うのも楽しいが、
時には、こんな遊び方があっても良いと思う。
トイデジカメの世界は、画質や性能を語る事が無粋な世界。
それは、子供の頃の遊びの世界を連想させる。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T10

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構図

構図
カメラを構えた時、カチッとハマる時がある。
そういう時は、頭の中でもカチッと音がする。
後は慎重にシャッターを切るだけ。
思うままに撮れた時の喜びは、格別だ。

撮影機材:DCC Leica M3 (5.0)

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午後

午後
世界広しと言えども。
サボテンを枯らすような男は俺くらいだろう。
不器用な男はトゲトゲの奇妙な植物を眺めながら、
いつも不思議そうな顔になってしまうのだった。

撮影機材:DCC Leica M3 (5.0)

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苺籠

苺籠
うららかな晴天に誘われ、何気無く1枚。
苺が陽を浴びて輝いていた筈なのだが…白飛び。残念。
でもまあ、それもまた良し。
苺の籠と共に、のんびりと風に揺れていよう。

撮影機材:DCC Leica M3 (5.0)

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電想

電想
インターネットという名の海に永く棲んでいると、時々想う事がある。
文字や画像だけで気持ちを伝えるという事は、本当に難しいと。
今はケータイでも、インターネットに繋がる時代。
俺の気持ちは…伝わっているだろうか。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T10

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雨夢

雨夢
葉の傘の透き間から見えるのは、青空。
可愛らしくも滑稽な立ち姿に、思わず笑みがこぼれる。
俺はカエルが大好きだ。
真剣さを表に出さないその表情に、ついつい自分を重ねてしまう。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

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光臨

光臨
このカメラは、どうしようもないカメラだと思う。
色は酷いし白飛びするし、おまけにピンボケときてる。
でも時々…神様が降りてくる不思議なカメラなんだ。
温かくてキラキラと輝く写真を撮らせてくれる、気まぐれな神様が。

撮影機材:DCC Leica M3 (5.0)

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行灯

行灯
微妙に異質な空間。そこにある安堵感。
珈琲の香りが漂う薄暗い店内が、俺の落ち着く場所。
マスターから貰ったチープなカエルの置物が、
『元気出せよ♪』と、俺に微笑んでいた。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

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秋桜

秋桜
夏の残り香。秋の迎え風。
手のひらにも隠れる小さな花に、日本の季節を感じる。
春夏秋冬が巡る度に、いつも思う。
日本人で良かったなぁと。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

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陽香

陽香
名前はチュロ。男の子だ。元気の良さが取り柄。
初めての旅行に、ちょっとドキドキ。そしてワクワク。
遊んで、遊んで、遊んで。
小さな体は、太陽の香りでいっぱいになっていた。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

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轟音

轟音
その陰影に、息を呑む。
艶かしい深紅のボディが包み込むものは…轟音。
静寂に包まれた博物館の中で、
“それ”は激しい高鳴りを俺の心に響かせていた。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

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料理

料理
料理の名は『ソフトシェル(脱皮蟹)のスパイシーからあげ』。
人を感動させる料理とは、そんなに豪勢なものじゃない。
少しの工夫と、少しの知識と…満面の笑顔。
真剣さと感性を感じる笑顔に、感動するのかもしれない。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

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銀影

銀影
このカメラには、個性がある。
それは形でもなく、使い勝手でもない。
決して万人受けはしない、独特の深み、そして影。
光の相対としての影が、そこに主張するカメラなのだ。

撮影機材:DiMAGE X50

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最上 - 東歩北礼 #009 -

最上
最上川の河岸に、桜並木。
平成に植えられた細い並木は、しかし若さと伸びやかさに溢れていた。
10年後、そしてまた10年後。
この桜並木は、どれだけ多くの人を喜ばせるのだろう。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

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処女 - 東歩北礼 #008 -

処女
その花は、猩々という猿が袴を履いているように見える事から、
ショウジョウバカマと名付けられた。
しかし俳句の世界では、『処女』の隠語を与えられた。
俳句の世界の耽美と風情に、思わず笑みがこぼれた。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

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静寂 - 東歩北礼 #007 -

静寂
曲がり屋に、葦毛の馬一頭。
藁を食むでもなく、唯々、静かに佇む。
まるで関心が無いかのように静寂を装うその馬は、
じっとこちらの様子を伺っていた。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

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風雪 - 東歩北礼 #006 -

風雪
岩手の山奥・遠野の原風景を訪ねる。
旧世界を再現した曲がり屋は、当時の姿を今に残す。
萱の匂い、囲炉裏の煤、そして土間の冷気。
全てが懐かしく、新鮮だった。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

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休息 - 東歩北礼 #005 -

休息
まだまだ旅は途中、しばしの休息。
旅の記録を残すのも、旅の楽しみの1つ。
記憶が消えないうちに写真を貼り、言葉を綴る。
写真は色を残し、言葉は思い出を残すから。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

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信仰 - 東歩北礼 #004 -

信仰
松島・瑞巌寺に残る如来像。
その美しい姿に、時が年輪を刻む。
日本人の偶像崇拝は終わったと思う。
だけど、その心はいつまでも変わらない気もする。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

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海風 - 東歩北礼 #003 -

海風
日本三景・松島を渉る。
遊覧船の甲板には、カモメの大群。
船と共に飛ぶ姿は、まるで海風に舞う波飛沫のようだ。
右へ左へ、自由に船を追い駆け、飛ぶ。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

photo by ARCADIA

街道 - 東歩北礼 #002 -

街道
喜多方の古き良き宿場町、大内宿。
茅葺屋根の店が立ち並ぶ、小さな小さな街道。
かつての日本は、このような国だった。
今の日本に、“街道”はあるだろうか。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

photo by ARCADIA

旅路 - 東歩北礼 #001 -

旅路
俺は東北が好きだ。
四季折々の色を楽しみ、その厳しさを知る人々が大好きだ。
囲炉裏を囲む老人達の笑顔には
素直に春を喜ぶ笑い声があった。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

photo by ARCADIA

恋心 - 百花繚乱 #005 -

恋心
淡い、桜玄海つつじの花の色。
決して気取らず、決して振り向かず。
凛としたその姿が、快晴の空に輝く。
透き通る花びらは、若き日の恋心のようだった。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

photo by ARCADIA

三椏 - 百花繚乱 #004 -

三椏
白い三椏(みつまた)の花は珍しい。
かつては楮(こうぞ)や雁皮(がんぴ)と並び、紙の原料だった。
今はもう、花を愛でるのみ。
その柔らかな美しさに、時の移ろいを想う。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

photo by ARCADIA

乙女 - 百花繚乱 #003 -

乙女
桜の花は、撮るのがとても難しい。
美し過ぎるが故に、見る者の目も厳しいからだ。
引いては画角に悩み、寄せては背景に悩む。
彩色兼備の春乙女は…男を振り回すのが好きなようで。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

photo by ARCADIA

華火 - 百花繚乱 #002 -

華火
その花の名は、菊咲いちげと言う。
小さく地面に咲くその姿は、まるで線香花火のようだ。
決して派手さは無いが、ハッとする美しさがある。
人はその美しさに、魅了される。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

photo by ARCADIA

片栗 - 百花繚乱 #001 -

片栗
春の花と言えば、何を思い浮かべるだろう。
母はすぐに「片栗の花だ」と言った。
絢爛と咲き誇る桜や桃の花ではなく、地に生える片栗の花。
ひたむきな努力を好む、母らしい言葉だと思った。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

photo by ARCADIA

楽彩

楽彩
音楽と初めて出会ったのは、いつだろうか。
レコード盤の上で踊る針の動きが、とても楽しかった。
今、俺はケータイで音楽を聴く。
音楽を楽しむ環境を、楽しんでいる。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

photo by ARCADIA

鉄橋

鉄橋
鉄橋を渉る。
鉄骨の間隙から空を見上げれば、快晴。
スタンド・バイ・ミーの少年達のように
心を躍らせる自分がいた。

撮影機材:Cyber-shot DSC-T9

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神輿 - reminiscence #010 -

神輿
電気の街に、神輿が舞う。
幼い少年の瞳は輝き、その笑顔に人々も笑う。
日本の原風景と、現代の微妙な接点。
時代は変わっても、心は同じ。

撮影機材:DiMAGE X50

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生命 - reminiscence #009 -

生命
世界遺産、白神の懐を行く。
ふと1本のブナを見上げれば、そこには命の煌き。
思わず、その美しさにハッとした。
人が理解し難い、永い永い時間の作り出した美しさに。

撮影機材:DiMAGE X

photo by ARCADIA

風車 - reminiscence #008 -

風車
母の故郷、山形を旅した。
振り返ると、風の匂いまでもが蘇ってくる。
鼻が痛くなるほど冷たい、晩秋の北風。
風車は、力強くその風を受けていた。

撮影機材:DiMAGE X50

photo by ARCADIA

漂蒼 - reminiscence #007 -

漂蒼
辛い思い出。
楽しかった筈の時間は、たった1つの出来事で後悔へと変わる。
何がいけなかったんだろう。何を間違えたんだろう。
懐かしい大桟橋の光が、また俺に懺悔を強いる…。

撮影機材:DiMAGE X50

photo by ARCADIA

双冠 - reminiscence #006 -

双冠
鳥は感情を持たないと言う。
でもこの写真を眺めていると、そういう気分になれない。
この2羽のペリカンは、ツガイ?親子?それともただの仲間?
感情の見えない表情に、いつも感情を探してしまう。

撮影機材:DiMAGE Xt

photo by ARCADIA

幻泳 - reminiscence #005 -

幻泳
水族館は楽しい♪
色とりどりの魚達が、箱庭の中を泳いでいく。
その世界が人工物だと解かっていながら…
思わず、シャッターを切り忘れてしまう。

撮影機材:DiMAGE Xt

photo by ARCADIA

少女 - reminiscence #004 -

少女
何気無く撮った写真が、奇跡のような一瞬を生む事がある。
空を飛ぶように泳ぐペンギンを、楽しそうに眺める少女。
その真っ直ぐな瞳の先が、気になる。
今でも、あの時の少女の歓声を思い出す。

撮影機材:DiMAGE Xt

photo by ARCADIA

宝物 - reminiscence #003 -

宝物
人には、一生に一度かもしれない出会いがある。
俺とこのペンダントの出会いは、そんな奇跡の1つだったと思う。
緋色に燃えるインペリアルトパーズ。
俺に勇気を与えてくれる、大切な宝物。

撮影機材:DiMAGE Xt

photo by ARCADIA

冬火 - reminiscence #002 -

冬火
寒い冬の朝に、紅一点。異国の花が咲いている。
名前はウキツリボク。
色の無い寒風に、ゆらりと揺れて色を添える。
その姿は、まるで小さな炎のようだ。

撮影機材:DiMAGE Xi

photo by ARCADIA

紫蘭 - reminiscence #001 -

紫蘭
写真を眺める度に、思い出すものがある。
感動した場所、感動した時間、感動した記憶。
これより前に感動した写真は、1つも残っていなかった。
だから俺は、感動をここに残そうと思った。

撮影機材:DiMAGE X

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高砂

高砂
雨は上がり、空に薄日が差す頃。
姉は嫁いで行った。
遠く遠く、阿蘇の麓の城下町へ。
『泣く事は無いさ。』…解かっていても、一片の涙。

使用機材:DiMAGE X50

photo by ARCADIA

衝撃

衝撃
このカメラに出会った時、脳天を打たれるような衝撃を感じた。
それは技術や論理ではなく、もっと直感的なもの。
カメラの名前は、[ Cyber-shot "DSC-T9" ]。
『そうだ、フォトログを始めよう!』…そう考えたのは、必然だった。

使用機材:Cyber-shot DSC-T9

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<2013年2月3日>
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