Photo Mirage
- 光の幻影 -
瑞香
新しいレンズを買った。病み上がりの快気祝いだと自分に言い聞かせて。
写真の花はジンチョウゲ。漢名で『瑞香』と書く為、ズイコウとも呼ばれる。
瑞香のつぼみは桃色だが、花が咲くと美しい白色に変わる。
その鮮やかな変化が楽しみで、毎年この時期を待ち遠しく想う。
撮影機材:α55 + TAMRON 18-270mm F/3.5-6.3 Di II PZD
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2013.02.04 Monday
00:02
[
雷鳴
]
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円瞳 - reminiscence #020 -
なんとも不思議な光景だ。自分の視線のすぐ横に、キリンの顔がある。
まるで昔からの知人と会話をするように向かい合う。
「やあ、今日もいい天気だね。」『そうだね。少し眠いよ。』
そんな風に、円らな瞳が話し掛けて来そうだ。
撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2013.02.03 Sunday
23:32
[
蛍雪
]
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ARCADIA
夕愁 - reminiscence #019 -
日が沈む。池に浮かぶ船の上で、名も知らぬ鳥達が羽根を休める。
空が薄紫色から濃い藍色へと変わっていく時、人は寂しさを感じる。
退いては寄せるさざなみのように、人の想いは小さく揺らぐ。
もうすぐ夜が来る。感傷に浸るのは辞めておこう。
撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2013.02.03 Sunday
23:24
[
蛍雪
]
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ARCADIA
昂揚 - reminiscence #018 -
木陰で空を見上げると、そこには紅葉が輝いていた。
光の粒の中で、弾けるように。踊るように。
紅葉は秋の終わりを告げる使者だ。しかし、そこに悲壮感はない。
まるで気持ちを高ぶらせるように、ただ輝いていた。
撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2013.02.03 Sunday
23:10
[
蛍雪
]
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ARCADIA
独立 - reminiscence #017 -
都会の喧騒を離れ、しばし晩秋の庭園を楽しむ。
少し肌寒い風が吹く中、その花はひっそりと咲いていた。
花の名はアザミ。花言葉は『独立』。俺ももう独立して早7年。
俺はこのアザミのように、小さくとも凛として咲いているだろうか。
撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2013.02.03 Sunday
23:02
[
蛍雪
]
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ARCADIA
空白 - reminiscence #016 -
2年間……空白があった。いや、もっと長かっただろうか。
心の病。定まらぬ想い。人生に迷い続ける日々。
ようやく、写真を見つめ直す事が出来るようになった。
もうすぐ春だ。きっとまた、やり直せるさ。
撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2013.02.03 Sunday
22:37
[
蛍雪
]
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ARCADIA
陸橋
高速道路の上を陸橋が渡る。青い空に青い橋梁が映える。
出来たばかりのその陸橋は、空の色をそのまま反射させて輝く。
眩しい光に目を細めながら、
人が持つ技術力の素晴らしさに少し感動した。
撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.04 Monday
19:00
[
晴天
]
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追想
完成したばかりの道路の中央に立ち、カーブの先を見つめる。
カメラを低く構えた時、何か懐かしいデジャヴュを感じた。
…そういや高校生の頃、こんな感じの3Dのレースゲームの画面を見て感動したっけな。
あれからずっと、俺は車が大好きだ。
撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.04 Monday
18:49
[
群雲
]
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幼心
『つまんない。おかあさん、まだ?』…幼い子供の声が聞こえてきそうだ。
高速道路の開通式典での一コマ。
普段ならあり得ない光景。子供にとっては、ただ大きいだけの壁。
不思議な空間に、何かユーモラスな空気が流れていた。
撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.04 Monday
18:40
[
晴天
]
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ARCADIA
一閃
写し出すのは、ほんの一筋の合焦点。
それ以外の全てのものはぼやけ、背景に溶け込んでいく。
シンプルであるが故に難しい。それがマクロレンズの美しさ。
まるで時間を止めてしまうかのような、一閃の煌き。
撮影機材:α55 + DT 30mm Macro SAM
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2010.10.02 Saturday
14:48
[
晴天
]
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ARCADIA
輝影
初めて、マクロレンズを買った。発売以来、ずっと欲しかったレンズだ。
ドキドキしながらカメラに取り付け、被写体に構えてシャッターを切る。
どうだろう…そこに写っていたのは幻想の世界。現実を写すべきカメラが非現実を写し出す。
圧倒的な美しさに、しばし酔いしれた。
撮影機材:α55 + DT 30mm Macro SAM
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2010.10.02 Saturday
14:38
[
雷鳴
]
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休日
物書きを生業にして早3年。休日らしい休日はなかなか感じた事が無い。
今日も記事のネタ作りの為、iPhoneで撮影テスト。
最近のスマートフォンのカメラは随分と性能が上がったものだ。
PCで画像をチェックしている時間が、俺にとっては休日のひとときかも知れない。
撮影機材:iPhone 4
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2010.10.02 Saturday
14:31
[
晴天
]
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ARCADIA
雄姿
日本人のやる事には、時々本気で笑ってしまう事がある。
実物大のガンダムを作ろうなどと、どこの誰が言い出したのだろうか。
近くで見れば見るほどに、あまりの精巧さに圧倒されるその姿。
だからこそ、ただの後姿すらもドラマチックに見えてくるのかも知れない。
撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.02 Saturday
13:59
[
晴天
]
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ARCADIA
飛翔 - 花宴鳥艶 #006 -
カメラを変える事で、見える世界が広がる事もある。
コンマ1秒の決定的な瞬間を捉えられなければ写せない世界がある。
高倍率レンズのズームをテレ端いっぱいに伸ばし、秒間10コマのシャッターを切り続ける。
そこに残されたのは、獲物を狙う一瞬の気迫だった。
撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.02 Saturday
13:50
[
霧雨
]
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創像 - 花宴鳥艶 #005 -
またもや人の理解を超える鳥に遭遇。鳥の名はオオオニハシ。
こんな玩具のような鳥を誰が創造し得ようか。
ただの置物なのかと手を伸ばしてみたら、ゆっくりとこちらを向いた。
『ボクは本物の鳥だよ。』…そう言われた気がした。
撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.02 Saturday
13:42
[
霧雨
]
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華憐 - 花宴鳥艶 #004 -
鳥達が集う池に咲く、一輪の蓮の花。
凛とした姿を陽光に高く掲げ、その存在を主張する。
その美しさは、色とりどりの鳥達に負けじと踏ん張っているかのようだ。
どうやらその主張は、見る人々へ見事に届いていたようだった。
撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.02 Saturday
13:28
[
霧雨
]
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極彩 - 花宴鳥艶 #003 -
鳥の名前はキンムネオナガトリムク。
もしこの鳥を見た事が無い人に色を塗ってくれと頼んだら、
果たしてこんな色で塗り分けただろうか。
自然の凄さを垣間見る生き物だ。
撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.02 Saturday
13:12
[
霧雨
]
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相愛 - 花宴鳥艶 #002 -
たくさんの鳥達が飛び交うその中で、ひっそりと寄り添う2羽のインコが居た。
まるで愛撫するかのようにお互いの毛繕いをする様子に、大人気なく少し嫉妬した。
暖かで外敵も無く、食べ物にも困らない人工の楽園。
そこで彼等は愛を育む。誰にも邪魔されずに。
撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.02 Saturday
12:51
[
霧雨
]
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静視 - 花宴鳥艶 #001 -
ミミズクは殆ど動かない。
じっとこちらを見つめたまま、まるで彫像のように静止している。
カメラのファインダー越しに、その視線が少し怖くなった。
シャッターを切り、そっとカメラから目を外しても、まだこちらを睨んでいた。
撮影機材:α55 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.02 Saturday
12:40
[
霧雨
]
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隣人 - 生命探訪 #003 -
チンパンジーと人のDNAには、約1.7%の違いしか無いのだという。
たったそれだけの違いが、ガラスの檻のこちら側と向こう側に分けている。
その隣人達は、木の上から何を想い人を見下ろすのか。
案外、観察されているのは人間の方かもしれない。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.02 Saturday
12:28
[
霧雨
]
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ARCADIA
藹藹 - 生命探訪 #002 -
長く影を延ばす冬の夕焼けの中、アカカワイノシシが2匹並んで眠っている。
寒い風など気にもせず、仲良く体を寄せながらすやすやと気持ち良さそうに。
彼等はどんな夢を見ているんだろう。
時々ぴくぴくと動く耳を見ながら、その夢の中身が気になった。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.02 Saturday
12:21
[
霧雨
]
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ARCADIA
眼光 - 生命探訪 #001 -
その鳥の名は、シロミミキジ。
遥か遠く、チベットの山奥から連れて来られたのか。それとも、この動物園生まれなのか。
…まあ、どちらでも同じ事か。
狭い格子の向こう側から覗かせる鋭い視線には、野生の色は宿っているのだから。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.02 Saturday
12:08
[
霧雨
]
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ARCADIA
朝色
朝目を覚まして、ふらふらとキッチンへ足を運び、いつものようにコーヒーを入れる。
メールチェックをしようとベッドサイドに座った時、ノートPCの上に落ちた影にふと目が行った。
ああ、今日はいい天気だな。
コーヒーの香りが漂う部屋に、金色の光が溢れていた。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.02 Saturday
11:54
[
晴天
]
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ARCADIA
交鎖
観覧車に乗るのは何年ぶりだろう。
夜の訪れと同じ速度で、ゆっくりとゴンドラは昇っていく。
窓の外を見れば、そこには小さな小さな街の姿と巨大な観覧車の構造物。
その2つの対比が面白くて、しばらくぼうっと眺めていた。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.02 Saturday
11:36
[
群雲
]
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邂港
時々、桜木町を歩きたくなる。
何度も来ている街なのに、いつもそこには新しい発見がある。
何も変わらないようでいて、常に何かが変わっている街。
港にまた、夕闇が降りる。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2010.10.02 Saturday
11:19
[
群雲
]
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ARCADIA
懐新
まるで昭和中期に戻ったような、懐かしくも温かな1枚。
こんな写真が、21世紀のモバイルデバイスで撮影出来るのだ。
レトロデザインのトイデジカメが持つ存在感を、モノトーンの世界が際立たせる。
古さと新しさが生み出すコントラストの妙。良い時代になったものだ。
撮影機材:iPhone 3GS
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2009.08.26 Wednesday
19:16
[
雷鳴
]
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感謝
美味しい料理、愉しい仲間、待ちきれずに空いたグラス。
幸せな時間は、経つのが速い。
今年も夏も、あっという間に過ぎていった。
みんな、ありがとう。
撮影機材:Rolleiflex MiniDigi AF5.0
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2009.08.26 Wednesday
18:50
[
群雲
]
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遊想
俺はオモチャが大好きだ。特に変形するオモチャが大好きだ。
パズルのようにパーツを動かし、思いもよらぬ形へ変化するのがたまらなく面白いのだ。
お気に入りのロボットにポーズを取らせ、パチリと1枚記念撮影。
どうだい?なかなかカッコイイだろう♪
撮影機材:Cyber-shot DSC-T900
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2009.08.26 Wednesday
18:43
[
晴天
]
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春巡 - 桜香十篇 #010 -
『嗚呼、桜の季節か…』並木を遠目に眺めながら、そこでためらう人も居る。
別に桜なんて。毎年咲くじゃないか。わざわざ見に行かなくても…。
だけど、それは違う。毎年咲くからこそ、毎年見に行こう。
春は巡る。人の営みも巡る。巡る季節が、きっと幸せを運んで来てくれる。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.07.31 Friday
21:19
[
霧雨
]
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透花 - 桜香十篇 #009 -
引けば淡く桜色に。寄れば透き通る純白に。
桜の花ほど様々な表情を見せる花も珍しい。
日本人はこの花の、一体どこに惹かれ続けてきたんだろう。
分からない。分からないが、どうしても惹かれてしまう。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.07.31 Friday
21:05
[
霧雨
]
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ARCADIA
夫婦 - 桜香十篇 #008 -
桜の花びらが散る小川に目をやれば、そこにはカルガモの新婚さん。
これはこれは。仲睦まじい事で。
独り身の俺は、カルガモ相手だというのに少し嫉妬。
当のお二人さんは、そんな事はお構いなし。当たり前か♪
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.07.31 Friday
20:58
[
霧雨
]
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ARCADIA
壱凛 - 桜香十篇 #007 -
大木の端で、遠慮がちに咲く桜が一輪。
空へと伸びる立派な枝とは違い、若い枝は謙虚に花を開かせる。
その姿は、どこか人にも通じるものがある。
いつかきっと、大きな枝となって大輪を開かせるのだろう。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.07.31 Friday
20:49
[
霧雨
]
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ARCADIA
六芒 - 桜香十篇 #006 -
桜並木の木陰に、ひっそりと咲くハナニラの花。
決して派手には主張をしない、清楚な純白の六芒星。
その端正な姿は、まるで神を奉る巫女のようだ。
桜が神の宿る木ならばこそ、その下にひっそりと咲くのかもしれない。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.07.31 Friday
20:39
[
霧雨
]
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ARCADIA
桜来 - 桜香十篇 #005 -
ヒヨドリが桜の蜜に誘われてやって来ていた。
桜で春を感じるのは、人間だけではないらしい。
首をかしげながら、どの花に嘴を入れようかと迷っていた。
これだけ桜が咲いていては、迷うのも無理はない。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.07.31 Friday
20:24
[
霧雨
]
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ARCADIA
紫輝 - 桜香十篇 #004 -
地を這うようにして咲く、一面の芝桜。
ハッとするほどの紫、紫、紫。
まだまだ肌寒い風が吹く中で、力強く陽光を浴びている。
春が来たぞと、みんなで揺れている。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.07.31 Friday
20:14
[
霧雨
]
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ARCADIA
競奏 - 桜香十篇 #003 -
春の主役は桜ばかりじゃないよ!
…菜の花に、後ろからそう言われた気がして振り向いた。
見事なまでの、黄色と白の競演。思わずシャッターを切る。
コントラストの美しさに、暫く言葉が出なかった。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.07.31 Friday
20:03
[
霧雨
]
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ARCADIA
川面 - 桜香十篇 #002 -
音もなく、静かに静かに流れていく川面に桜並木。
これが街の真ん中を流れる川だと言うのか。
ファインダー越しに、一瞬風景が消えた。
ただひたすらに、花の香りだけが川面をたゆたっていた。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.07.31 Friday
19:52
[
霧雨
]
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ARCADIA
杓杖 - 桜香十篇 #001 -
春麗らかな快晴の下、凛と天を目指す桜。
その姿はまるで、人々の幸せを願い、シャンと鳴り響く杓杖のようだ。
桜の花の命は短い。だが、それを嘆く姿はどこにも無い。
『春は来た!強く生きよ!』…そう、教えられた気がした。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.07.31 Friday
19:35
[
霧雨
]
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緑香
新しいカメラを買った。
何歳になっても、新しいものを手にした時の楽しさは格別だ。
はやる気持ちを抑えられず、庭先で芽吹く蝋梅を撮った。
そこに写し取られた若葉から、春の香りがした。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T900
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2009.03.30 Monday
03:44
[
晴天
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星天 - 知的探求 #004 -
子供の頃、白い息を吐きながら冬の夜空を見上げていたのを思い出す。
星を指差し線で結んで星座を作っては、寒さも忘れて喜んでいた。
21世紀。日本の夜空に星は殆ど見えなくなってしまった。
一抹の寂しさを覚えながら、プラネタリウムの美しい星空に感嘆の息を吐く。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.02.22 Sunday
23:23
[
霧雨
]
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ARCADIA
懐想 - 知的探求 #003 -
日本の古民家を尋ね、山道を歩く。
俺が子供の頃には、まだ少しこんな風景が残っていた。
今はもう、文化財として守られるのみの日本の原風景。
日本人の心まで、文化財指定されないように願いたいものだ。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.02.22 Sunday
23:04
[
霧雨
]
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ARCADIA
爆発 - 知的探求 #002 -
少年時代、一度は芸術の世界に憧れ、そして挫折した俺には、
天才の考える芸術なんて理解出来よう筈もない。
故・岡本太郎氏が創り上げた巨大な塔を見上げながら、
凡人の頭で『凄いなぁ』などと、凡庸な事ばかり考える。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.02.22 Sunday
22:48
[
霧雨
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ARCADIA
鋼潔 - 知的探求 #001 -
その機関車は、かつてデゴイチと呼ばれて人々に愛された。
現役を引退した今でも、デゴイチと呼ばれて愛されている。
この機関車は、未来永劫デゴイチと呼ばれて愛され続けるだろう。
使命を全うした高潔なる鋼の塊は、世界一の幸せ者かもしれない。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.02.22 Sunday
22:38
[
霧雨
]
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原姿 - 西彩紀行 #004 -
名も知らぬベゴニアの原種。
豪華絢爛と咲き誇る品種改良されたベゴニアの隣で、ひっそりと咲いていた。
俺はこちらの、原種の方が好きだ。
素朴で素直な咲き方が大好きだ。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.02.22 Sunday
22:07
[
霧雨
]
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ARCADIA
赤肌 - 西彩紀行 #003 -
城ヶ崎の海岸線を覆うアカマツの林。
そのゴツゴツとした木肌に触れると、ひんやりと気持ちがいい。
立ち止まってみなければ、決して気が付かない自然の美しさ。
それは壮大なものばかりじゃない。今この目の前にもある。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.02.22 Sunday
21:49
[
霧雨
]
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ARCADIA
薄美 - 西彩紀行 #002 -
ススキとは、漢字で『薄』もしくは『芒』と書くらしい。
どこにでもある植物。子供は面白がるけれど、大人には見向きもされない。
存在感が薄いから『薄』と書く訳ではないようだけど、
こんなにも力強く美しい植物には、少々失礼な文字だと思った。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.02.22 Sunday
21:34
[
霧雨
]
photo by
ARCADIA
凛花 - 西彩紀行 #001 -
寒風吹き荒ぶ断崖絶壁に低く生えるイソギクの花。
決して華やかな訳でもないその花に、思わず魅入ってしまう。
どんなに厳しい場所でも、凛としてその花弁を空にかざす。
生きようと上を向き続けるその強さに憧れる。その執念に見惚れる。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2009.02.22 Sunday
21:10
[
霧雨
]
photo by
ARCADIA
幻飾
見慣れた街の風景が、突然幻想の世界に変わる。
鮮やかなブルーの電飾が、手を繋ぎ言葉を紡ぐ恋人達を静かに照らす。
クリスマスの季節だけに訪れる、特別な時間。
いつまでも終わらないで欲しいと、少しだけ想う瞬間。
撮影機材:Rolleiflex MiniDigi AF5.0
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2009.02.22 Sunday
19:36
[
群雲
]
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ARCADIA
花霞
世の中、綺麗な女性というのは居るもんだ。
素晴らしい舞台を用意され、美しく着飾っているからかもしれないが、
花も霞むほどの美しさとは…。
いやいや、ボケ味を楽しんでいるだけですよ、本当ですよ。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.10.08 Wednesday
02:52
[
晴天
]
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ARCADIA
光海
雨雲の垂れ込める夕の入り。少し深く時間の進んだ先。
絢爛と輝く横浜の夜景に、昔寄り添った女性を思い出す。
…後悔?いや、もうそんな感覚も忘れたか。
セルリアンブルーに揺らめく海に映る感傷は、セピア色だった。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.10.08 Wednesday
02:41
[
群雲
]
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ARCADIA
甘誘
カカオとバターとミルクの香りがとろけあい、
甘い甘いチョコレートの誘惑となって鼻をくすぐる。
俺は甘い物に目が無い。甘くてほろ苦いチョコレートが大好きだ。
そんな俺の性格は、やっぱり自分に甘かったりする。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.10.08 Wednesday
02:30
[
群雲
]
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ARCADIA
火艶
小さくとも鮮やかに咲き誇る真紅の花・ペンタス。
蛇の舌のような白い雌しべが、チロチロと妖しく淫猥に虫を誘う。
その姿はまるで、世の男性を魅了するアラブの踊り子のようだ。
情熱的に、そして官能的に。艶やかな炎の揺らめきを感じさせた。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.09.16 Tuesday
16:20
[
晴天
]
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ARCADIA
小粋
ちょっと面白いモノを見つけた。カメラ型の小さなペンダント。
キラキラと輝くレンズの銀縁に魅せられ、思わずお買い上げ。
ファインダーを覗き込むその胸元で、カメラ型のペンダントが揺れて煌く…。
それもまた小粋でイイかなぁ、なんて♪
撮影機材:Cyber-shot DSC-T10
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2008.09.15 Monday
18:45
[
晴天
]
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ARCADIA
街空
横浜という街を象徴する風景。それは空にある。
ここはビルの屋上。港の涼しい風が吹き抜けていく。
ベンチの脇に植えられた木の陰から、クレーンを静かに見上げた。
まだ上を目指そうというのか…。空は年々狭くなっていくんだな。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.09.15 Monday
18:33
[
群雲
]
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ARCADIA
買楽
俺の雑貨好きも困ったものだ。
雑貨屋と見れば、見境無しに入ってしまう。
子供向けの玩具、女性向けのアクセサリー。何を見ても目を輝かせてしまって。
そんな嬉しさや抑え切れない高揚感は、写真に残せているだろうか。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.09.15 Monday
18:27
[
群雲
]
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ARCADIA
大作 - 冒険散歩 #004 -
『これでボクもカメラマンだよ♪』
小さなペンダントを首から提げ、嬉しそうに俺に語り掛ける。
その小さなカメラが本物だったら、一体どんな写真が撮れるのだろう。
彼ならきっと、もっともっと小さな大作を撮ってくれるに違いない。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.09.15 Monday
18:14
[
霧雨
]
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ARCADIA
憧憬 - 冒険散歩 #003 -
出来るだけ高く木の上へ登ろう。
そしたらきっと、あの大きな空にも手が届くぞ。
…望んでも手に入らない事はよく知ってる。
だからこそ彼は木に登り、憧れの眼差しで空を見上げる。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.09.15 Monday
18:10
[
霧雨
]
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ARCADIA
思案 - 冒険散歩 #002 -
窓辺の椅子に座り、少しだけ休憩。
ガラス越しに大きな世界を眺めながら、思案。
まあ、実は何も考えてなかったりするんだけど♪
お気楽こそが彼の持ち味。彼の冒険の醍醐味。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.09.15 Monday
18:05
[
霧雨
]
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ARCADIA
上々 - 冒険散歩 #001 -
小さくて雄大なる大冒険の主役は、カエル君。
午後の日差しの下、悠々と空を仰ぎ見る。
気分は上々。人間にとってはなんて事のない椅子も、
彼にとっては心強い豪華客船のようだ。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.09.15 Monday
17:54
[
霧雨
]
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ARCADIA
幾何
自然界の法則は、実に単純だ。
フラクタル幾何学…そんな言葉で片付けようとする学者も居る。
こうしてサボテンを見ていると、それもまた真ではないかと感じてしまう。
そのトゲとトゲの均一な隙間に、数式を見つけたくなってしまう。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.09.13 Saturday
16:38
[
群雲
]
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ARCADIA
朝絹
朝8時。少々遅い起床。俺も随分と気ままなものだ。
間の抜けた大きなあくびと共に、軒下から空を見上げれば…朝顔。
絹のように薄く柔らかな花びらが、薄曇の弱い日差しを纏っていた。
まるで天女の羽衣のようだった。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.09.13 Saturday
16:32
[
晴天
]
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ARCADIA
朴憐
ひっそりと草陰に咲く花。ニチニチソウ。
どこにでもありふれた、“華のない花”かもしれない。
だけど、俺はそんな花が好きだ。
可憐に咲き誇らなくても、俺はいつでも見ているよ。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.09.13 Saturday
16:01
[
群雲
]
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ARCADIA
螺旋
太古の昔、この地球上に生きていたもの。
生物が石になる。それだけでも不思議だというのに、
この螺旋はその息吹をメノウの煌きに変えてくれた。
その神秘と神の気まぐれに、俺はいつも魅せられて酔う。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.09.13 Saturday
15:54
[
群雲
]
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ARCADIA
黙馬 - reminiscence #015 -
「この木馬、よく出来てるよね。」『…そう?』
小さなテーブルを挟んで、彼女と気の無い会話。
躍動感と沈黙の隙間。木馬は何も語らない。
まるで2人の心を覗き見るように、じっとこちらの様子を窺っていた。
撮影機材:DiMAGE Xt
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2008.09.07 Sunday
02:35
[
蛍雪
]
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ARCADIA
褐色 - reminiscence #014 -
褐色に焼けた肌が眩し過ぎる。
彼等を表現する言葉をイロイロ探したが、
どうにも『褐色』の2文字しか見つかりそうにない。
彼等は夏が作った芸術品だ。夏にバンザイ!
撮影機材:DiMAGE Xt
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2008.09.07 Sunday
02:23
[
蛍雪
]
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ARCADIA
蒼風 - reminiscence #013 -
真っ青な空に真っ直ぐ伸びるビル。
距離感を麻痺させるほど澄み切った空気。
ガラスに映る空が、もう1つの世界を作り出す。
2つの世界を結ぶように、風が吹き抜けていく。
撮影機材:DiMAGE Xt
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2008.09.07 Sunday
02:13
[
蛍雪
]
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ARCADIA
達磨 - reminiscence #012 -
だるまさんとにらめっこ。
子供の頃、彼には散々お世話になった。
御役御免となった今でも、彼は俺を見守ってくれている。
感謝の気持ちを込めて、記念撮影。
撮影機材:DiMAGE Xt
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2008.09.07 Sunday
02:03
[
蛍雪
]
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ARCADIA
春歓 - reminiscence #011 -
季節の訪れを、花の色で知る事が出来るのは幸せだ。
淡い桃白色の梅の花が、踊るように咲いている。
まだまだ弱い陽の光を浴びて、春が来たと精一杯歓ぶ。
心なしか、風も温かかった。
撮影機材:DiMAGE Xi
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2008.09.07 Sunday
01:48
[
蛍雪
]
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ARCADIA
有閑
薄曇の午後。女性を誘って他愛の無い会話。
妙に間延びした時間の中で、間延びした2人の距離を写してみる。
ピントも合わなければ画角の収まりも悪い、どうしようもない写真。
素晴らしかったのは、そんな自分を在りのままに残せた事くらいか。
撮影機材:Rolleiflex MiniDigi AF5.0
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2008.09.04 Thursday
20:26
[
群雲
]
photo by
ARCADIA
怪画
なんと奇妙な…なんと不思議な。
まるでリトグラフのような色彩を放つ、正方形の異空間。
トイデジカメが“トイデジカメである”と胸を張っている。
そんな意固地なところが、俺は好きだ。
撮影機材:Rolleiflex MiniDigi AF5.0
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2008.09.04 Thursday
20:18
[
雷鳴
]
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至寂
まるで音を立ててはいけないかのような空間。
静かに息を潜ませ、その場の暗闇をゆっくりと吸い込む。
ふと見れば、物想いに何かを書き綴る青年が1人。
何を書いているんだろう…ぼんやりと考えながら、また暗闇を吸う。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.09.03 Wednesday
04:06
[
群雲
]
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ARCADIA
連歌
今にも泣き出しそうな雨雲の下、横浜・赤レンガ倉庫を歩く。
かつて日本が開国に沸き立っていた頃を想像した。
様々な言葉が頭をよぎっては消えていく。
俺に短歌の才能は無いな…そう思いながら、言葉を胸にしまった。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.09.03 Wednesday
03:48
[
群雲
]
photo by
ARCADIA
閃香
小さな世界で満足していた自分が、初めて手にした一眼レフ。
何も分からないまま、興奮と緊張の中でシャッターを切った。
そこはもう、自分の知らない世界。自分の中に無い世界。
暗闇に浮かぶ線香花火はどこまでも美しく、鮮烈に香っていた。
撮影機材:α300 + DT 18-250mm F3.5-6.3
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2008.09.03 Wednesday
03:38
[
雷鳴
]
photo by
ARCADIA
遊瞬
真剣に写真と向き合うのも楽しいが、
時には、こんな遊び方があっても良いと思う。
トイデジカメの世界は、画質や性能を語る事が無粋な世界。
それは、子供の頃の遊びの世界を連想させる。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T10
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2008.08.09 Saturday
14:24
[
晴天
]
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ARCADIA
構図
カメラを構えた時、カチッとハマる時がある。
そういう時は、頭の中でもカチッと音がする。
後は慎重にシャッターを切るだけ。
思うままに撮れた時の喜びは、格別だ。
撮影機材:DCC Leica M3 (5.0)
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2007.05.23 Wednesday
14:51
[
晴天
]
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ARCADIA
午後
世界広しと言えども。
サボテンを枯らすような男は俺くらいだろう。
不器用な男はトゲトゲの奇妙な植物を眺めながら、
いつも不思議そうな顔になってしまうのだった。
撮影機材:DCC Leica M3 (5.0)
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2007.05.23 Wednesday
14:45
[
晴天
]
photo by
ARCADIA
苺籠
うららかな晴天に誘われ、何気無く1枚。
苺が陽を浴びて輝いていた筈なのだが…白飛び。残念。
でもまあ、それもまた良し。
苺の籠と共に、のんびりと風に揺れていよう。
撮影機材:DCC Leica M3 (5.0)
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2007.05.23 Wednesday
14:38
[
晴天
]
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ARCADIA
電想
インターネットという名の海に永く棲んでいると、時々想う事がある。
文字や画像だけで気持ちを伝えるという事は、本当に難しいと。
今はケータイでも、インターネットに繋がる時代。
俺の気持ちは…伝わっているだろうか。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T10
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2007.03.06 Tuesday
12:46
[
群雲
]
photo by
ARCADIA
雨夢
葉の傘の透き間から見えるのは、青空。
可愛らしくも滑稽な立ち姿に、思わず笑みがこぼれる。
俺はカエルが大好きだ。
真剣さを表に出さないその表情に、ついつい自分を重ねてしまう。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2007.03.06 Tuesday
12:40
[
晴天
]
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ARCADIA
光臨
このカメラは、どうしようもないカメラだと思う。
色は酷いし白飛びするし、おまけにピンボケときてる。
でも時々…神様が降りてくる不思議なカメラなんだ。
温かくてキラキラと輝く写真を撮らせてくれる、気まぐれな神様が。
撮影機材:DCC Leica M3 (5.0)
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2007.03.04 Sunday
16:26
[
雷鳴
]
photo by
ARCADIA
行灯
微妙に異質な空間。そこにある安堵感。
珈琲の香りが漂う薄暗い店内が、俺の落ち着く場所。
マスターから貰ったチープなカエルの置物が、
『元気出せよ♪』と、俺に微笑んでいた。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2007.03.03 Saturday
21:44
[
群雲
]
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ARCADIA
秋桜
夏の残り香。秋の迎え風。
手のひらにも隠れる小さな花に、日本の季節を感じる。
春夏秋冬が巡る度に、いつも思う。
日本人で良かったなぁと。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2007.03.03 Saturday
21:26
[
晴天
]
photo by
ARCADIA
陽香
名前はチュロ。男の子だ。元気の良さが取り柄。
初めての旅行に、ちょっとドキドキ。そしてワクワク。
遊んで、遊んで、遊んで。
小さな体は、太陽の香りでいっぱいになっていた。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.08.10 Thursday
02:08
[
晴天
]
photo by
ARCADIA
轟音
その陰影に、息を呑む。
艶かしい深紅のボディが包み込むものは…轟音。
静寂に包まれた博物館の中で、
“それ”は激しい高鳴りを俺の心に響かせていた。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.08.10 Thursday
01:58
[
雷鳴
]
photo by
ARCADIA
料理
料理の名は『ソフトシェル(脱皮蟹)のスパイシーからあげ』。
人を感動させる料理とは、そんなに豪勢なものじゃない。
少しの工夫と、少しの知識と…満面の笑顔。
真剣さと感性を感じる笑顔に、感動するのかもしれない。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.07.05 Wednesday
22:46
[
晴天
]
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ARCADIA
銀影
このカメラには、個性がある。
それは形でもなく、使い勝手でもない。
決して万人受けはしない、独特の深み、そして影。
光の相対としての影が、そこに主張するカメラなのだ。
撮影機材:DiMAGE X50
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2006.05.28 Sunday
00:46
[
群雲
]
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ARCADIA
最上 - 東歩北礼 #009 -
最上川の河岸に、桜並木。
平成に植えられた細い並木は、しかし若さと伸びやかさに溢れていた。
10年後、そしてまた10年後。
この桜並木は、どれだけ多くの人を喜ばせるのだろう。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.05.28 Sunday
00:29
[
霧雨
]
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ARCADIA
処女 - 東歩北礼 #008 -
その花は、猩々という猿が袴を履いているように見える事から、
ショウジョウバカマと名付けられた。
しかし俳句の世界では、『処女』の隠語を与えられた。
俳句の世界の耽美と風情に、思わず笑みがこぼれた。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.05.28 Sunday
00:28
[
霧雨
]
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ARCADIA
静寂 - 東歩北礼 #007 -
曲がり屋に、葦毛の馬一頭。
藁を食むでもなく、唯々、静かに佇む。
まるで関心が無いかのように静寂を装うその馬は、
じっとこちらの様子を伺っていた。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.05.28 Sunday
00:23
[
霧雨
]
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ARCADIA
風雪 - 東歩北礼 #006 -
岩手の山奥・遠野の原風景を訪ねる。
旧世界を再現した曲がり屋は、当時の姿を今に残す。
萱の匂い、囲炉裏の煤、そして土間の冷気。
全てが懐かしく、新鮮だった。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.05.28 Sunday
00:14
[
霧雨
]
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ARCADIA
休息 - 東歩北礼 #005 -
まだまだ旅は途中、しばしの休息。
旅の記録を残すのも、旅の楽しみの1つ。
記憶が消えないうちに写真を貼り、言葉を綴る。
写真は色を残し、言葉は思い出を残すから。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.04.30 Sunday
22:28
[
霧雨
]
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ARCADIA
信仰 - 東歩北礼 #004 -
松島・瑞巌寺に残る如来像。
その美しい姿に、時が年輪を刻む。
日本人の偶像崇拝は終わったと思う。
だけど、その心はいつまでも変わらない気もする。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.04.30 Sunday
22:22
[
霧雨
]
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ARCADIA
海風 - 東歩北礼 #003 -
日本三景・松島を渉る。
遊覧船の甲板には、カモメの大群。
船と共に飛ぶ姿は、まるで海風に舞う波飛沫のようだ。
右へ左へ、自由に船を追い駆け、飛ぶ。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.04.30 Sunday
22:15
[
霧雨
]
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ARCADIA
街道 - 東歩北礼 #002 -
喜多方の古き良き宿場町、大内宿。
茅葺屋根の店が立ち並ぶ、小さな小さな街道。
かつての日本は、このような国だった。
今の日本に、“街道”はあるだろうか。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.04.30 Sunday
22:00
[
霧雨
]
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旅路 - 東歩北礼 #001 -
俺は東北が好きだ。
四季折々の色を楽しみ、その厳しさを知る人々が大好きだ。
囲炉裏を囲む老人達の笑顔には
素直に春を喜ぶ笑い声があった。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.04.30 Sunday
21:49
[
霧雨
]
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恋心 - 百花繚乱 #005 -
淡い、桜玄海つつじの花の色。
決して気取らず、決して振り向かず。
凛としたその姿が、快晴の空に輝く。
透き通る花びらは、若き日の恋心のようだった。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.04.04 Tuesday
00:42
[
霧雨
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三椏 - 百花繚乱 #004 -
白い三椏(みつまた)の花は珍しい。
かつては楮(こうぞ)や雁皮(がんぴ)と並び、紙の原料だった。
今はもう、花を愛でるのみ。
その柔らかな美しさに、時の移ろいを想う。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.04.04 Tuesday
00:33
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霧雨
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乙女 - 百花繚乱 #003 -
桜の花は、撮るのがとても難しい。
美し過ぎるが故に、見る者の目も厳しいからだ。
引いては画角に悩み、寄せては背景に悩む。
彩色兼備の春乙女は…男を振り回すのが好きなようで。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.04.03 Monday
20:35
[
霧雨
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華火 - 百花繚乱 #002 -
その花の名は、菊咲いちげと言う。
小さく地面に咲くその姿は、まるで線香花火のようだ。
決して派手さは無いが、ハッとする美しさがある。
人はその美しさに、魅了される。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.04.03 Monday
20:17
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霧雨
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片栗 - 百花繚乱 #001 -
春の花と言えば、何を思い浮かべるだろう。
母はすぐに「片栗の花だ」と言った。
絢爛と咲き誇る桜や桃の花ではなく、地に生える片栗の花。
ひたむきな努力を好む、母らしい言葉だと思った。
撮影機材:Cyber-shot DSC-T9
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2006.04.03 Monday
20:09
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